これまでと急に内容変わりますが・・・
Hugo に関連しませんけど、技術的な話ということでこちらに書いていきます。
そもそも Mozc って何?
まぁ、簡単に言うと Linux で使える Google 日本語入力 です。
この便利な Mozc ですが、Linux で普通にインストールされるものって、バージョンが古かったり、カタカナ辞書が付いていなかったりするんですよ。
元々インストールされていたのは、Ver.2.20 で、新たに入れるのは Ver.2.23 です。そして、追加辞書も付いています。
自分で、カタカナ辞書を用意してユーザー辞書に追加もしていましたが、変換時はユーザー辞書が優先されるので、普通にカタカナを入れたいのに、いちいち英語になったりして、面倒だったりね。
なんか、Windows に比べて変換効率も悪いので、なんとかならないかとネットで調べていたところ、最新の Mozc を Linux にインストールする方法が見付かったので、やってみました。
ちなみに、昔は KAKASI(KAnji KAna Simple Inverter)とか使っていましたよ。
最新版 Mozc のインストール
先程書きました通り、普通にインストールするとバージョンが古いので、「ソフトウェアの管理」(Linux Mint)は使いません。
ソースを持ってきまして、それをビルドして使えるようにします。
いきなり難しそうだ(笑)
ソースをゲット
ソースはこちらにありますよ。
mozc ut for ubuntu
今回は mozc-2.23.2815.102+dfsg~ut2-20171008d+20181201.tar.xz
を利用しました。
ダウンロード後、解凍しておきます。
ビルド
解凍したところに build_mozc_plus_utdict
というファイルができますので、これを実行します。
でも、足りないパッケージなどがあるので、事前に入れておきます。
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade -y
$ sudo apt install -y devscripts debhelper libibus-1.0-dev pkg-config libxcb-xfixes0-dev libgtk2.0-dev python-dev gyp protobuf-compiler libprotobuf-dev qtbase5-dev libqwt-qt5-dev libgwengui-qt5-dev libuim-dev libzinnia-dev fcitx-libs-dev gettext desktop-file-utils ninja-build
入れ終わったら、ビルドします。
$ sudo ./build_mozc_plus_utdict
しばらく、ハードディスクがカリカリと頑張ってくれます。
運悪くビルドに失敗したら、ログに理由が書いてあると思いますので、ネットで頑張って調べます(笑)
事後処理
無事にビルドが終了したら、インストール済みのパッケージを削除します。
$ sudo apt-get remove mozc-server mozc-utils-gui
fcitx-mozc を使っているので、関連ファイルをインストール。
$ sudo dpkg -i mozc*.deb fcitx-mozc*.deb
結果、こうなります。
以上です。
参考サイト
今回の作業は、下記、2サイト様を参考にさせていただきました。
ありがとうございます。
Linux Mint 18 : 「Mozc UT2 Dictionary」「郵便番号」「ニコニコ大百科」「顔文字」で辞書を強化する